新型コロナウイルスが騒ぎ始めの頃、緊急事態宣言がどうのこうのという状況下で「何か始めようかな」とぼんやり始めたのがPythonでした。
それまでは独学で、書籍を読んで「目を動かしている」だけでした。学習とは程遠い状態だったと思います。緊急事態宣言以降は、きちんと「手を動かして」学習できたと思います。
ポイントは2つあって、1つは手を動かすためのサイトがあったこと。競技プログラミングと呼ばれるコードを書いて問題を解く(しかも他人と競える)サイトがあってそちらを利用しました。私が取り組んだのはAtCoderです。
もう1つは、実際に仕事で使ってみることでした。半年ぐらい手を動かして勉強したあとに、同僚が困っているPC作業(点群データ(座標情報の大量の集まり)の編集)を解決することができました。競技プログラミングではプログラミングの基本のファイル入出力はほとんど扱いませんので、その部分だけは追加で学習が必要でした。
こうしてPython使いへの道を歩み始めることができたのですが、これまでとは物の見え方が全く違ったものになりました。コンピューターの計算速度を活用すれば、世の中のいろいろな問題に立ち向かうことができるな、という自信につながっています。
危機が訪れたときに、行動できるのは本当に強いなと思いました。